長期入院となると、家族の面会は次第に減ってしまいますよね。家族としての責任は最低限果たさないといけないと思いますが・・・。

私は、一般病院の病棟で働いています。
最近では、早期退院が勧められている為、長期入院する方も減ってきて、ベッドの回転率も良くなっています。
でも、高齢者の方は、長期入院している方が沢山います。
高齢者は、身体の機能が低下していますから、入院生活を送っている事によって、
いろいろな病気を併発してしまう事があります。
だから、なかなか退院して自宅で生活できるような状態にはなれないんです。
例えば、入院生活が続いてしまうと、認知症を併発してしまったり、誤嚥が原因で肺炎を起こしてしまったり、
入院するまでは、一人で自立生活を送る事ができていた方でも、入院した事が原因で、全身の機能の低下が進んでしまい、
寝たきりの生活になってしまう方も少なくありません。

 

いろいろな症状の中でも、認知症を併発してしまうと、人格が変わってしまいますから、長期入院になってしまうと、
次第に家族のお見舞いも減ってしまいます。
認知症が進んでしまっている為に、家族が介護をする事が難しく、在宅が不可能になってしまった方、
在宅が出来ない為に施設への入所を希望しても、多くの施設では入所待ちの状態ですから、行く先がない、という方も沢山いるんです。
行く先がない為に退院できないでいる方も、とても多いんです。

 

長期入院している方でも、家族の方が定期的にお見舞いに来てくれている状態であればいいのですが、
家族が誰もお見舞いに来ない方は、見ていて辛くなってしまいます。
長生きしていても、毎日ベッドの上で過ごしているだけで、家族が会いに来てくれるわけでもなく、何だか切なくなってしまいます。
家族にしてみれば、病院に入院していれば、何か起きても安心だ、という思いがあるのかもしれません。
でも、大切な家族ですから、責任は果たしてほしいと思います。